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台風16号 日本に向かって北上

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23日木曜日の夜に台風16号が発生しました。 気象庁発表によると、現在はグアムなどがあるマリアナ諸島付近を時速20キロで西に進んでいます。このあと発達しながら北西方向に進んで、28日火曜日に非常に強い勢力で日本の南海上に達する見込みです。 予想進路図はJTWC(米軍合同台風警報センター)のもので、気象庁よりもやや沖縄よりに進路が予想されています。 気になるのは、その後日本を直撃するかどうかですが、NOAA(アメリカ海洋大気庁)の予想モデルでは、西日本や南西諸島に向かわず30日木曜日前後に小笠原諸島付近に達する可能性が示されています。 ECMWF(ヨーロッパ中期予報センター)の予想では10月1日金曜日前後に関東方面に進むコースとなっていて、まだ予報機関ごとにばらつきが見られます。 いずれにせよ来週は日本に影響する可能性が高そうなので注意が必要です。 Typhoon No. 16 occurred on Thursday night on the 23rd. According to the Japan Meteorological Agency, it is currently moving west at 20 km / h near the Mariana Islands, where Guam and other areas are located. After that, it is expected to move northwest while developing and reach the southern seas of Japan with a very strong force on Tuesday, 28th. The predicted course map is from JTWC (Joint Typhoon Warning Center of the US Army), and the course is expected to be slightly closer to Okinawa than the Japan Meteorological Agency. What is worrisome is whether or not it will hit Japan directly after that, but the NOAA

台風14号 西日本直撃コース

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  東シナ海で停滞していた台風14号がゆっくり動き始めました。 このあと台風は西日本の広い範囲を風速15m/s以上の強風域に巻き込みながら東へ進み、17(金)午後は九州北部、18(土)未明は四国、午後は紀伊半島、19(日)未明は三宅島付近に達する見込みです。 上空を吹く偏西風に流されて東に進む定石のパターンですが、特徴的なのはスピードがそれほど上がらないことです。1時間に約20〜30キロという 比較的スローな動きなので、大雨や強風の時間が長引く恐れ があります。 17(金)午前5時すぎ、四国に発達した雨雲がかかって、大雨になる気配が見えています。西日本と東日本では台風の接近前から非常に激しい雨が降る恐れがあります。警戒をしてください。

台風14号 来週後半に対馬海峡方面へ

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中国・上海の東海上で停滞し、複雑な動きが予想される台風14号。 正午現在、沖縄・与那国島を風速25メートル以上の暴風域に巻き込みながら、非常に強い勢力で北上中です。 このあと東シナ海を北上、水曜日・木曜日になると一旦、動きが鈍くなりそうです。その後、予報円の中心を進んだ場合、北西方向に進み、金曜日以降は韓国・チェジュ島や対馬海峡付近を通過する可能性が出てきました。JTWC(米軍合同台風警報センター)の予想もほぼ同じ傾向です。

台風14号 来週は九州に接近か

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  中心気圧が905ヘクパスカルまで低下し猛烈な勢力に発達している台風14号。東シナ海で複雑な動きが予想されていますが、気象庁とJTWC(米軍合同台風警報センター)の予報がそろってきました。予報円が大きく進路が定まらない状況で、ここまで予報が酷似するのはちょっと珍しい気がします。 日曜日は台湾付近を北上、来週月曜日から水曜日にかけては東シナ海を進み、場合によっては来週後半、九州直撃コースとなるかもしれません。JTWCの解析でもスーパータイフーンとなっていて、かなり発達していることもあり、今後の動きには要注意です。

2つの台風 ひとつは沖縄接近か

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  相次いで発生した台風13号と14号。 台風13号は現在、フィリピンを横断中で、9日木曜日には南シナ海に抜ける見込みです。 台風14号は風速25メートル以上の暴風域が発生しました。この後も発達しながら西へ進み、あすには強い勢力になりそうです。予報円の中心を進んだ場合、今度の土曜日・日曜日には台湾付近に達する可能性があります。今のところ日本への直接の影響はなさそうですが、今週末、沖縄・先島諸島では雨風ともに強まる恐れがあります。

台風13号発生 続いて14号も

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  6日月曜日にフィリピンの東で台風13号が発生しました。8日水曜日にはルソン島を直撃、その後、南シナ海に抜ける見込みです。日本への影響はなさそうです。 一方、日本の南海上にある熱帯低気圧は7日火曜日には台風14号になり、発達しながら台湾方面に進みそうです。ただ予報円が大きく、まだ進路ははっきりと定まっていません。最も北寄りのルートを進んだ場合、今度の土曜日に沖縄の先島諸島を直撃する恐れがあります。

台風13号 発生するかはまだ微妙

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  NOAA(アメリカ海洋大気局)の予想では、来週日曜日の9月12日に台風らしき熱帯低気圧が九州に接近、翌日は四国・近畿に達する可能性が出ています。 一方、ヨーロッパ中期予報センターや日本の気象庁は、ここまではっきりとした熱帯低気圧を予想していません。この先の予想はまだ各機関で足並みがそろわず、見通せないといった状況です。

台風13号発生 来週末に沖縄・九州に接近か

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アメリカ海洋大気局の予報モデルで台風13号らしき熱帯低気圧が予想されています。 現段階の計算では、9月10日(金)〜11日(土)に沖縄付近、11日(土)に九州南部付近、12(日)に関東付近に達する見込みです。 ただ1週間以上先のことなので、このあと予想が変わる可能性は十分にあります。

台風2号、来週後半は小笠原諸島付近を通過か

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 2021年4月17日午前 フィリピンの東海上にある大型の台風2号は非常に強い勢力にまで発達しています。 来週前半は、猛烈な勢力または非常に強い勢力で北上する見込みです。 日本への接近が気になるところですが、アメリカ海洋大気庁の予想モデルでは、台風は次第に東に進路をとって、来週後半は小笠原諸島付近を通過、そのまま勢力を弱めつつ東に離れていく予想となっています。

台風1号 週末にフィリピン直撃

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きょう18日午後3時に台風1号が発生しました。 午後9時現在、フィリピンのミンダナオ島の東を西にゆっくり進んでいます。 今のところ、急激な発達は予想されていません。風速25メートル以上の暴風域も発生しない見込みですが、激しい雨風をもたらすエネルギーは十分にあるので厳重な警戒が必要です。 フィリピンを直撃するのは21日(日)夜になりそうです。日本に接近する可能性はありません。 ■18日(木)21時の実況 【存在地域】ミンダナオ島の東 【進行方向、速さ】西 ゆっくり 【中心気圧】996hPa 【最大風速】20m/s(40kt) 【最大瞬間風速】30m/s(60kt) ■19日(金)21時の予報 【存在地域】ミンダナオ島の東 【進行方向、速さ】西 ゆっくり 【中心気圧】992hPa 【中心付近の最大風速】23m/s(45kt) 【最大瞬間風速】35m/s(65kt) ■20日(土)21時の予報 【存在地域】ミンダナオ島の東 【進行方向、速さ】北西 10km/h(6kt) 【中心気圧】990hPa 【中心付近の最大風速】25m/s(50kt) 【最大瞬間風速】35m/s(70kt) ■21日(日)21時の予報 【存在地域】フィリピン 【進行方向、速さ】西北西 20km/h(12kt) 【中心気圧】992hPa 【中心付近の最大風速】23m/s(45kt) 【最大瞬間風速】35m/s(65kt)

きょうにも台風1号が発生する可能性

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フィリピンの南東に熱帯低気圧があって、ゆっくりと進みながら発達しています。 きょうにも台風1号になる見通しで、週末はフィリピンに接近する可能性があります。 ■17日(水)21時の実況 熱帯低気圧 存在地域 カロリン諸島 進行方向、速さ 西北西 ゆっくり 中心気圧 1004hPa 最大風速 15m/s(30kt) 最大瞬間風速 23m/s(45kt) ■18日(木)21時の予報 【存在地域】カロリン諸島 【進行方向、速さ】ほとんど停滞 【中心気圧 998hPa】 【中心付近の最大風速】 18m/s(35kt) 【最大瞬間風速】25m/s(50kt) 【予報円の半径】150km(80NM) ■19日(金)21時の予報 【存在地域】ミンダナオ島の東 【進行方向、速さ 西 ゆっくり 【中心気圧】996hPa 【中心付近の最大風速】20m/s(40kt) 【最大瞬間風速】30m/s(60kt) ■ 20日(土) 21時の予報 【存在地域】ミンダナオ島の東 【進行方向、速さ】西北西 10km/h(6kt) 【中心気圧】992hPa 【中心付近の最大風速】23m/s(45kt) 【最大瞬間風速】35m/s(65kt) ■ 21日(日) 21時の予報 【存在地域】フィリピン 【進行方向、速さ】北西 25km/h(13kt) 【中心気圧】996hPa 【最大風速】20m/s(40kt) 【最大瞬間風速】30m/s(60kt) ■22日(月)21時の予報 【存在地域】フィリピン 【進行方向、速さ】西北西 15km/h(9kt) 【中心気圧】998hPa 【最大風速 】18m/s(35kt) 【最大瞬間風速】25m/s(50kt)

強い冬型気圧配置 木曜日にかけ大雪の恐れ

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サハリン付近にある発達した低気圧の動きがこのあと遅くなり、ほとんど停滞する見込みです。このため18日木曜日にかけて日本付近は強い冬型の気圧配置になり、北日本から西日本では大雪になるところがあります。風も非常に強く、暴風雪に厳重な警戒が必要です。 すでにこの時間は、北日本や東日本の日本海側で、山沿いを中心に断続的に強い雪が降っています。気象庁発表の予想降雪量は、 24時間降雪量(17日水曜日18時までの多い所) 北陸地方70センチ 東北地方60センチ 北海道地方、東海地方50センチ 関東甲信地方、近畿地方、中国地方40センチ 四国地方、九州北部地方20センチ さらにその後の24時間降雪量(18日木曜日18時までの多い所) 北陸地方、近畿地方60から80センチ 東北地方、関東甲信地方、東海地方、中国地方40から60センチ 北海道地方、四国地方20から40センチ 九州北部地方10から20センチ などとなっていて、大雪による交通障害に警戒し、なだれや着雪に注意が必要です。

最大震度6強の地震発生(宮城県、福島県)

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昨夜、午後11時8分ごろに福島県沖で発生した地震について、気象庁から報道発表がありました。観測された最大震度は6強です。 今回の地震は「平成23年(2011年)東北地方太平洋沖地震」の余震と考えられます。 ■地震の概要です 地震が発生した時刻:2月13日23時7分 マグニチュード:7.3(暫定値) 場所および深さ:福島県沖 深さ 55km(暫定値) 震度:宮城県の蔵王町(ざおうまち)、福島県の国見町(くにみまち)、相馬市(そうまし)、新地町(しんちまち)で最大震度6強を観測した他、北海道から中国地方にかけて震度6弱~1を観測 ■ 防災上の留意事項 この地震により、青森県太平洋沿岸、岩手県、宮城県、福島県、茨城県、千葉県九十九里・外房で若干の海面変動が予想されますが、被害の心配はありません。 揺れの強かった地域では、家屋の倒壊や土砂災害などの危険性が高まっていますので、今後の地震活動や降雨の状況に十分注意し、やむを得ない事情が無い限り危険な場所に立ち入らないなど身の安全を図るよう心がけてください。 過去の事例では、大規模地震発生後に同程度の地震が発生した割合は1~2割あることから、揺れの強かった地域では、地震発生から1週間程度、最大震度6強程度の地震に注意してください。特に今後2~3日程度は、規模の大きな地震が発生することが多くあります。 また、東北地方太平洋沖地震の余震活動は、全体として徐々に低下している傾向にあるものの、1年あたりの地震の発生数は、東北地方太平洋沖地震の発生前より多い状態が続いていますので、引き続き注意してください。 ■ 地震活動の状況 今回の地震発生後、14日0時40分現在、震度1以上を観測した地震が12回発生しています(震度3は2回、震度2は4回、震度1は6回)。 ■長周期地震動の観測状況 福島県中通りでは、長周期地震動階級4を観測しました。この地域の高層ビル高層階等では、立っていることができず、はわないと動けない、固定していない家具の大半が移動し倒れるものもあるなどの非常に大きな揺れになった可能性があります。 ■震度5弱以上が観測された市町村 (2月13日23時18分気象庁発表「震源・震度に関する情報」より) ◇宮城県   【震度6強】蔵王町 【震度6弱】石巻市、岩沼市、登米市、宮城川崎町、亘理町山元町 【震度5強】仙台青葉区、仙台宮城野区、

この春、ラニーニャ現象終息の兆し

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2月10日、気象庁から去年の夏から続いているラニーニャ現象について発表がありました。 それによりますと、太平洋赤道域西部の表層に見られる暖水域が今後東に移動するため、春の間にラニーニャ現象は終息し、80%の確率で平常の状態になるとのことです。 ラニーニャ現象とは 太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より「低く」なり、その状態が1年程度続く現象で、数年おきに発生します。 逆に、同じ海域で海面水温が平年より「高い」状態が続く現象はエルニーニョ現象と呼ばれます。ラニーニャ現象やエルニーニョ現象は、世界中の異常気象の原因になっていると考えられています。 左がラニーニャ現象が発生している時の海水の様子(海水温が平年より低いエリアが青) 右がエルニーニョ現象が発生している時の海水の様子(平年より高いエリアが赤) 平常時の太平洋赤道域 太平洋の赤道域では、貿易風と呼ばれる東風が常に吹いているため、海面付近の暖かい海水が太平洋の西側に吹き寄せられています。 西側のインドネシア近海では海面下数百メートルまで暖かい海水がたまり、逆に東部の南米沖では、この東風などの影響で深いところから冷たい海水が海面近くに湧き上っています。 このため平常時、海面水温は太平洋赤道域の西部で高く、東部で低くなっています。 海面水温の高い太平洋西部では、海水の蒸発が盛んで、大気中に大量の水蒸気が供給され、上空で多くの積乱雲が発生します。 ラニーニャ現象が発生している時 ラニーニャ現象が発生している時は、東風が平常時よりも強くなり、暖かい海水が西部にさらに引き寄せられる一方、東部では冷たい水の湧き上がりが平常時より強くなります。 このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも低くなっています。 ラニーニャ現象発生時は、暖かい海水がたまっているインドネシア近海の海上では積乱雲がいっそう盛んに発生します。 エルニーニョ現象が発生している時 エルニーニョ現象が発生している時は、東風が平常時よりも弱くなり、西部にたまっていた暖かい海水が東へ広がるとともに、東部では冷たい水の湧き上りが弱まっています。 このため、太平洋赤道域の中部から東部では、海面水温が平常時よりも高くなっています。 エルニーニョ現象発生時は、積乱雲が盛んに発生する海域が平常時より東へ移ります。 ※画像および資

口永良部島など噴火警戒レベル引き下げ(火山活動まとめ)

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国内の火山活動について、令和3年1月、警報・予報事項に変更のあった火山は以下のとおりです(気象庁発表) ①口永良部島(鹿児島県) 19日に火口周辺警報発表。噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げ ②諏訪之瀬島(鹿児島県) 14日に火口周辺警報を発表。噴火警戒レベルを3(入山規制)から2(火口周辺規制)に引き下げ ③浅間山(長野県、群馬県) 2月5日(期間外)に噴火予報を発表。噴火警戒レベルを2(火口周辺規制)から1(活火山であることに留意)に引き下げ その他の火山では、警報・予報事項に変更はありません(令和3年2月8日14時現在)

南海トラフ地震 発生が高まる兆しない

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気象庁では、大規模地震が発生する可能性が高いといわれる南海トラフ地震について、対象エリア周辺の地震活動や地殻変動などの状況を定期的に評価しています。評価は、毎月、「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」「地震防災対策強化地域判定会」を開いて行っています。 2月5日に取りまとめられた最新報告では、南海トラフ付近では現在、特に目立った地震活動はなく、大規模地震の発生の可能性が高まるような大きな変化はないとのことです。 想定される南海トラフ巨大地震の震度分布(強震動生成域を陸側寄りに設定した場合) 資料:気象庁 ■南海トラフ地震 駿河湾から遠州灘、熊野灘、紀伊半島の南側の海域及び土佐湾を経て日向灘沖までのフィリピン海プレート及びユーラシアプレートが接する海底の溝状の地形を形成する区域を「南海トラフ」といいます。 日本付近のプレートの模式図(資料:気象庁) 南海トラフ沿いでは、大規模地震(M8~M9クラス)が今後30年以内に発生する可能性が高いと予想され、その確率は70~80%です。これまで南海トラフ地震は、概ね100~150年間隔で繰り返し発生していて、前回の昭和東南海地震・昭和南海地震の発生から既に70年以上が経過しています。このことからも現在、切迫性が高い状態といわれています。

向こう1カ月は気温高い

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2月4日、気象庁から最新の1カ月予報が発表されました。対象期間は2月6日〜3月5日まで。 ポイントは以下の通りです。 【気温】 向こう1か月の気温は全国的に高い 見込みです。寒気の影響を受けにくく、暖かい空気に覆われやすいためです。 東・西日本では期間の前半、沖縄・奄美では期間のはじめに、かなり高くなりそうです。 【降水量】  北・東日本太平洋側では、低気圧や前線の影響を受けやすいため、平年並か多い見込みです。 【降雪量】 寒気の影響を受けにくいため、北日本日本海側で平年並か少なく、東・西日本日本海側では少ないでしょう。 【日照時間】 北・東日本太平洋側では日照時間は平年並か少ない見込みです。沖縄・奄美では、寒気や湿った空気の影響を受けにくいため、平年並か多い見込みです。 気温が全国的に高い予想なので、3月上旬にかけて暖かく春めいた日が多くなりそうです。

関東地方 あす春一番の可能性

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きょうは立春。暦の上では春の季節のスタートです。 季節が冬から春へと移るころ、風は徐々に北寄りから南寄りに変化します。このとき初めて吹く南寄りの強い風を「春一番」といいます。 気象庁では、「2月4日ごろの立春から3月21日ごろの春分までの間に最初に吹く、強い南寄りの風」と定義しています。 ①日本海で低気圧が発達して、②風速8メートル以上の南風が吹き、③前日より気温が上がると、「春一番が吹いた」と発表します。暖かくなってもすぐに寒さがぶり返す北日本と、日本海の低気圧の影響を受けにくい沖縄では発表されません。 あすは関東地方が発表の条件を満たす可能性があります。発表されれば去年より18日も早く、過去最も早かった1988年の2月5日の記録を更新することになります。 ※関東地方の春一番は2月4日に発表されました(後日書き足し) ■春一番の由来(諸説あり) 1859年3月、長崎県壱岐で小型漁船が突風により転覆して53人の死者がでました。このとき、南の沖合に黒い雲が見えて強い風が吹いてきたといいます。 地元ではこうした早春に吹く強い風を、以前から「春一」あるいは「春一番」と呼んでいました。この転覆事故以降、「春一番」は全国に広まっていったと言われています。 「春一番」は春の訪れを感じさせる穏やかな印象があるかもしれませんが、実は竜巻などの突風を伴うこともある危険な風なのです。 2020年2月22日、関東地方と九州北部で春一番が吹いた時の天気図(気象庁資料) あすの予想天気図(気象庁)